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日誌

米国サマーセミナー派遣
2013/09/26

ミシガン大学サマーキャンプ参加報告

Tweet ThisSend to Facebook | by:nozawa
7月6日~7月21日に行われたMMSS(Michigan Math Science Scholars)に5名の生徒が参加しました。

このプログラムは、夏休みにアメリカのミシガン大学で行われる高校生向けのサマーセミナーです。セミナーは2週間で、大学の寮に滞在し、アメリカ国内や各国から来た高校生たちと交流しながら学びます。講義はアメリカ人に向けたものなので、生の英語で数学や科学を学ぶよい機会になります。
将来世界に通用する人材を育てるという観点から、浦高同窓会がバックアップし、希望者は奨学金を利用することができます。


生徒の報告は「続きを読む」をクリックしてください。





09:55
2013/02/06

ミシガン大学サマースクールに参加して    3年 S.A.

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1.授業 Surface Chemistry(表面化学)

    ①9:00~11:00  教授による講義

    ②11:00~12:00  各自でパソコンを使ってプレゼンテーションの準備

    ③13:30~16:30 実験

・①について
   教室で教授の講義を受ける。議題は様々であるが、主に分子単位で物質の表面につ
  いて考察していく。1クラス16人で、11人はアメリカ人、4人は韓国人、日本人は1人だっ
  た。教授は中国出身の方で、聞き取りやすいスピードで話して下さったのでわかりやす
  かった。アメリカ人の生徒は教授が話しているのを遮って質問することが多く、日本とは
  違って教授と生徒が頻繁に対話をしながら講義が進んでいた。
  
・②について
   2週間の間に全員が2回のプレゼンテーションを行う。教授からトピックが与えられ、自
  分でインターネットや本を使って調べる。パワーポイント等でスライドを作成し、3人のグ
  ループでプレゼンテーションを行った。与えられたトピックは以下の通り。

    ・Chromatography(混合物の分離)

    ・Monolayer Films(分子の層)

    ・Hydrophobicity/Hydrophilicity(親水性と疎水性)

           Adhesion(吸着)

           Friction(摩擦)

           High Vacuum(真空状態)  

    ・Catalysis(触媒)

           Artificial Heart(人工心臓)

           Electro Chemistry(電気化学)

           Biosensor(バイオセンサー)
 
  私はChromatographyCatalysisを選んだ。<歴史>→<仕組みやメカニズム>
  →<現在の応用方法>→<将来の応用方法>のような流れで発表した。調べる段階
  では、当然ながら英語のサイトや文書しかないので、自分が必要な情報を見つけるだけ
  でも時間がかかり苦労した。また、発表時の原稿を事前に作成し、同じグループのアメ
  リカ人に一度読んでもらうことで、おかしな表現などがないように努めた。
 
・③について
    午後の時間は実験室に移動し、実験を行った。基本的に毎回違う人と2人組のペ
  を作って実験した。実験に関しては、表面化学に限らず幅広いテーマがあった。英語で
  指示を聞き取るのは大変だったが、中には日本でやったことがあるものもあり、実験自
  体は簡単なものが多かった。実験のテーマは以下の通り。

     ・Synthesis of Nylon(ナイロンの合成)

    ・Metal Crystalline Structures(金属の構造) 

    ・Adhesion(吸着)

    ・Thin Layer Chromatography(ペーパークロマトグラフィー)

    ・pH Measurement(pHの測定)

    ・FTIR(赤外線によるポリマーの構造推定)

    ・Ester Formation(エステルの生成)

2.現地での生活
・入国審査
   出発前に先生方に指導していただいた時と同じ質問をされたが、私の場
  合はさらに、ミシガン大学から送られた書類や、自分がサマースクールに参加すると証
  明できるものを見せるよう言われた。ミシガン大学から送られたメールを印刷してあった
  のでそれで通してくれたが、持っていなかったら困っていたと思う。あとの2人はそのよう
  な事は言われなかったようなので、審査官によって多少のちがいがあるようだ。
 
・食事
   食事はバイキング形式だった。現地のアメリカ人の話によると料理の種類は決して多
  くはないようだが、満足のいくものだった。全ての料理に栄養表示がついている点や、ベ
  ジタリアン用の料理がわけてある点、イスラーム教徒のラマダーン月に配慮して営業時
  間を変えたりしている点はよいと思った。しかし、周囲のアメリカ人を見ていると、栄養バ
  ランスを考えて料理を選ぶ人は少ないし(特に男性)、自分で取っておきながら残す量が
  非常に多く、日本の食文化との大きな違いを実感した。
 
・気候(7)
   昼間は日本と同じくらいまで気温が上がるが、朝晩は半袖では寒いくらいまで気温が
  下がった。比較的乾燥しており、2週間の滞在の間、1回しか雨は降らなかった。
・外国人との会話
   ルームメイト(アメリカ人)をはじめとして、多くの外国人と話していてまず聞かれるの
  が、日本のアニメ、ゲームについてだった。それほど日本のアニメ、ゲームは人気であ
  るようだ。また、ルームメイトは日本語の平仮名と漢字の併用を知っており、どうして併
  用するのか聞かれたが、日本人には当然のことであり、なかなかうまく答えられなかっ
  た。他には、高校で学んでいる内容などをよく話した。
 
・放課後の活動
   授業が16:30に終わった後、21:00までは大学内であれば、自由に寮から外出できた。
  毎日寮のカウンセラーからその日のイベント(バスケットボール、サッカーなどのスポー
  ツや、トランプ大会、ボードゲーム、映画、川遊び…など)の連絡が寮の掲示板に張り出
  され、希望者は参加するというものだった。私のルームメイトは非常に活発な人だった
  ので、毎日イベントに参加し、多くの友達を作ることが出来た。
 
・週末について
   週末は授業がなく、事前にオプションを申し込んだ人は大学の外に出かける事が出来
  る。今年は土曜日にCeder Point(遊園地) 、日曜日は野球観戦に行った。サマースク
  ール開始からすでに1週間が経ち、友達もできていたので非常に楽しめた。せっかくの
  機会なので是非申し込んでいくと良いと思う。
 
3.最後に
   実質初めての海外経験に近かったので、戸惑うことも多かったが、周囲の環境が変わ
  ると、何とか適応出来るということがわかった。授業では、最初は、指示が聞き取れなか
  ったのは自分だけではないか?と思ったり、プレゼンテーションの準備を着々と進める
  周囲を見て劣等感を感じる事もあったりしたが、そういうものも貴重な経験になると思
  う。多くの人の助けにより、失敗を恐れずに挑戦し、有意義な時間を過ごす事が出来
  た。


09:46
2013/02/06

ミシガン大学サマースクールに参加して    3年 K.S.

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 私はこの高校に入って以来高校生の間に海外に行ってみたい、勉強とまでは行かなくとも同世代の外国人と話してみたいと漠然と考えていたので、このプログラムは願ってもいない機会でした。そのような思いから衝動的に参加応募したサマースクールですが、今振り返るとこれほど得る物が多い体験になるとは考えていなかったので、本当に参加して良かったと思っています。このような機会を提供してくださった先生方、そして奨学金の件など多くの面で私達をサポートしてくださった同窓会の皆様に感謝致します。

 現地での生活

 英語で外国人と話したことが今まで全くなかったため、コミュニケーションの面では本当に大変でした。相手の言っていることが聞き取れないことよりも、自分の考えを相手に上手く伝えられないことがとにかくもどかしく感じました。例えば寮のルームメイトはとても親切でよく私に話しかけてくれましたが、相手の話に合わせて話そうとしても語彙が足りない、または発音が悪くて相手に伝わらなかったことが多々ありました。逆に、ジェスチャーを用いて何とか自分の意思を相手に伝えることができたときは感動さえしました。ほとんど言葉の伝わらない環境に放り込まれたことは、最初は不安や苦労を感じましたが、とても貴重な体験になりました。

 アメリカの環境にも大いに興味を引かれました。北海道と同じ緯度に位置しているのに日中は気温が35℃以上になり、また夜8時になっても太陽が出ていたことには驚きました。また車社会のため歩行者用の青信号の時間がとても短い、地震がないためか信号機が電線に吊るされて設置されていたり、野良猫の代わりに野良リスがいたりと、多くの場所で自分が異文化にいることを実感しました。また食生活は毎日食堂が無料で、しかも食べ放題であったため困ることはありませんでしたが、日本の食べ物はやはりおいしいことが改めてよく分かりました。他にも授業後のアクティビティでは芸術展を観に行くことができ、授業以外でも実り多い時間を過ごすことができました。

 現地での授業

 私の選択した「Fortunes Made and Lost: Financial Mathematics」というコースでは主に金融学、主に株取引とその値段決定について学習しました。金融業は将来進みたいと考えていた職種の1つだったため、常に高いモチベーションを維持することができたと思います。授業は午前の部と午後の部に分かれ、午前は数学コースと称して金融に関わる数学を学び、午後のビジネスコースはexcelを用いて午前に学んだ理論を実践したり、それぞれ持ち金1,000,000ドルの株の架空取引で利益を競い合ったりといった内容でした。午前の部はスライドを用いた授業だったため分からない単語を調べるのに不自由せず、教授の声も聴きとりやすかったため英語の面では思っていたより苦労しませんでした。しかし数学面では、授業の進度が早く、後半になるにつれ内容も発展的になったため毎日の復習が欠かせませんでした。また当たり前のことかもしれませんが、数学の公式やルールが日本と同じだった点には少なからず感動しました。ビジネスコースでは浦高の情報の授業で習ったことがかなり役に立ち、問題も解き甲斐のある、ほどよく難しいものでした。またこの時間では投資家や経済学者のプレゼンを聴きにいったり、エネルギー取引を専門に扱う会社に訪問したりしましたが、そちらは自分の英語力の不足により完全には理解できませんでした。

 クラスの生徒は全員で15人、その内4人は韓国人、2人はギリシャ人でした。プログラムの全参加者の中で日本人は私達3人だけでしたが、韓国人は50人以上いたことが印象的でした。特に私のクラスの韓国人の生徒の1人は最終的に2位のクラス成績を修めるほどで、英語も流暢に話したため私達同世代の日本人も負けてはいられないと思いました。しかしその事を抜きにしても、このコースで金融を分かりやすい説明によって基礎的なことから学べたため、得たものはとても大きかったです。

 まとめ

 このプログラムを通して、私は金融を学んで得たことももちろんですが、海外でほぼ1人だけで暮らしたという行為自体が大変価値あるものだったと思います。コミュニケーションも満足に取れない環境下で生活することで、もがきながらも頑張れば何とかなるだろうと考えることができるある種の度胸が身についたような気もします。とはいえ、もっと英語が堪能だったなら楽しさは何倍も増しただろうと考えたのも事実です。ですが、私にはまだ将来大学で、学生のうちに海外で留学するというチャンスがあります。今回の体験を通じて、大学でこうしたサマーキャンプに再度挑戦したいと強く望むようになりましたし、またその時には今回の体験の反省が大いに活かされることでしょう。さらに学生の間に海外留学することの得る物の多さ、そして楽しさを知ることができたことに加え、この体験によって将来海外で働きたいと淡く思っていたことがより現実味を帯びて、自身の人生の選択の幅が広がったことは大きな成果です。今回の楽しかった経験、辛かった経験、学んだことの全てを自分の残りの高校生活、ひいては将来の大学での活動や人生設計にも活かしていきたいと思います。とても実りある14日間となりました。



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